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決して眠りたくはなかった慎一
ではあったが
気づくともう夜であった。


慎一の髪はもう取れない・・。



夜の施術室に、変わり果てた姿ですすり泣く元特警第三小隊隊長がいた。


胸からの女性ホルモンの注入は執拗に続いていた、
そのため、慎一の体はふくよかな脂肪に包まれ胸に及ばす脚、腰、指先に至るまで女性の外見を完全に整えられてしまった。

これも医学的には不可逆な強制改造であった。

すすり泣く慎一しかいないはずの夜の施術室の入口に「直美」がたたずんでいた。
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直美、あたし・・・

あたし女にされちゃう



このままでは
女になっちゃう・・

たすけて。直美。
ゆれるブロンドの髪・・
今日の午後には慎一の
前頭葉への女性思考書込み
は終了してしまっていた。

慎一は今不本意にも
女の言葉しか
使えない体にされてしまっていた。
しぐさも女っぽくしてしまう
しかし心の奥ではゆるせない慎一がいるのに。
肩にかかるブロンドヘヤーの感覚、どうしても視界に入る異様なほど大きい胸、自分の口からでるソプラノのような女の声、そして女の言葉使い、そしてあたりに漂う香水のような匂い、どれも今自分から発しているものと感じる度に自分が女に堕ちて行く・・このままではほんとに堕ちてしまう・・
そんな気持ちが敵となってしまっているはずの直美への懇願となっていた。
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