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「顔いこっか。」

「ほら、このジェルすごいでしょ、みてみて
 ミルダ、肌白−い! 眉、女眉にできるよ」


「細ぉぉ−く、細ぉぉーく拭き取ってぇ・・・

 
ごめーん ゆきちゃん。

 多分 もう男の服着て 外歩けないわ。

相当女顔になっちゃってるぅぅ」
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「あっはっは」

「あなた、幸夫?」

「眉、女よ お肌も」

「シャワーキャップ
 やけに膨れてなぁぃ?

 黙って中で髪伸ばしてん じゃないのぉ?」
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「な・・何をした さっ、彩 おまえ おかしいぞ声が・・」
「さて、ゆきちゃん。次は お薬で頭ん中 女の子にしとこうか。

 座るときなんか、直しても直しても女座りしちゃうんだって。この薬。」

「お喋りも女言葉しか頭に浮かばなくなっちゃうの。なんど言い直しても

 "あたし"って言っちゃうの、言いたくなくても"あたし"って・・」
「これもともと抗うつ性を主成分とする精神疾患用
 薬剤なんだけどぉ・・

 注意書きがあるから読むね。」
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「いやよ
や め て」

と言うのよ

そしたら
やめとくわ。
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従うしかなかった・・

その薬の正体は理解できなかったが、

精神剤を警告の3倍の量を注入することの危険度は理解できた。

そして何より彩の眼が
すでに幸夫の精神を
圧倒してしまっていた。

そして幸夫は女言葉を
言ってしまった、自ら。


堕ちてしまったのである。
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